犬童淳一郎

学年 : 理学部4年

所属学会:

連絡先: 1SC11245N s.kyushu-u.ac.jp


研究内容

縄文晩期(弥生早期)から弥生中期初めにかけて、少なくとも北部九州においては渡来人と縄文系の人々との間に人口比の逆転現象があったことが、人骨資料をもとに示されています(中橋・永井,1989 など)。このような逆転現象は、渡来系集団と縄文系集団との間に稲作などにより人口増加率で大きな差があったと想定すれば説明できることが集団遺伝学的解析により示唆されています(IIzuka and Nakahashi ,2002;中橋・飯塚,2008)。
 私は、この論文(IIzuka and Nakahashi ,2002)で使用されているモデルを、プログラミングにより個体ベースで再現し、それに集団遺伝学で使用されるパラメータを組み込み、そのパラメータの時間的変化の結果を現代のゲノムデータと対応させることにより、IIzuka and Nakahashiモデルにおける渡来人移住率等のパラメータを時間的に逆から推定することを試みたいと思っています。また、IIzuka and Nakahashiモデルを、縄文系集団が稲作を渡来系縄文系混血集団または渡来系集団から一定の割合で取り入れていくように変えた場合、その割合がどの程度までであれば人口逆転現象が生じうるのかも確かめたいと思っています。

業績

なし