舘田 英典 (舘田研)

動物植物を問わずあらゆる生物の自然集団中には、驚くほど多量の遺伝的変異が保有されている。生物進化を理解するためには、これらの遺伝的変異がどのようにして維持され、また種間の適応的相違を生み出すかを明らかにする必要が有る。私たちは主に集団遺伝学的手法を使って、突然変異が集団中に広がる過程を明らかにするとともに、適応進化の原因となった遺伝因子の分子基盤を明らかにすることで生物進化のメカニズムの理解をめざしている。

Alfred Edward Szmidt (Szmidt研)

樹木の分子集団遺伝学的研究>自然集団の生物は遺伝的に多様である。東南アジアにおける熱帯林の最重要樹木であるフタバガキやマングローブ、および寒帯地域の主要樹木であるカラマツを材料として、遺伝的多様性の進化機構を明らかにすることを目指している。また、樹木種の地理的分布と遺伝的多様性のパターンとの関連を明らかにすることで、遺伝学的立場からの森林の保全や地球環境の改善をめざしている。具体的には、遺伝子の塩基配列に基づいて、種内および種間における遺伝的多様性の程度、集団構造の有無、種の系統関係、生物地理学等の解析を行っている。

手島 康介

理論集団遺伝学およびゲノム多様性解析を行なっています。我々は進化の過程を直接観察することはできません。そのかわりに進化モデルを構築し、そのモデルの下で期待されるゲノム多様性を予測し、実データと比較することで進化史を推定します。進化史の推定に必要な集団遺伝学の理論研究、およびゲノム多様性データの解析方法の開発に取り組んでいます。