トンボ


トンボは古くから人々に親しまれてきました。新キャンパスでもかなりの種類のトンボがいます。トンボは肉食性でハエや蚊といった小さな昆虫を食べるので、蚊の多い新キャンパスでは、トンボはヒーローといってもいいかもしれません。さて、ここではそんなトンボたちの過去について触れてみたいと思います。

あなた方は、どんなトンボを知っていますか?よく見かける体が太めのトンボ、ほそ〜いトンボ、ひらひらと飛んでいるトンボ・・・・。色んなトンボがいます。トンボは大きく分けて3種類。トンボのなかま、イトトンボのなかま、ムカシトンボのなかまです。そしてそれぞれ出現した時代が違います。イトトンボのなかまは二畳紀、トンボのなかまの祖先はジュラ紀、ムカシトンボのなかまはジュラ紀に出現しました。ですから、今生きているトンボたちは二畳紀に出現したイトトンボの仲間の子孫と考えられるのです。

 ちょっと待って?トンボの祖先ってそんなに細いイトトンボのなかまじゃなくて、ジャンボトンボだったんじゃないの?って思う人がいるかもしれませんね。確かに、二畳紀よりさらに昔の古生代石炭にはねの開帳が70センチほどもある巨大なトンボがいました。しかしこれらのトンボは現在生活しているトンボたちとは特徴が違っています。ですから、根っこのほうではつながっているとは考えられますが、別の昆虫のグループだとされているのです。この巨大トンボですが、福岡県北九州市の市立自然博物館に実物大復元模型がおいてあるそうです。ぜひ行ってみてはどうでしょうか。

 な〜んて、雑学的な話になってしまいましたね。でも、これでトンボを見る目が変わってくれたら幸いです。身の回りにいるトンボ。どういうところが違うのか、見てみてください。詳しい解説は、下にリンクを張っておくので、そちらを参考にしてください。

トンボについて
捕まえ方について


ウスバキトンボ

ウスバキトンボは新キャンパス内でもあちらこちらで見られます。オレンジ色っぽいトンボをみたら、まずこれだと思ってよいでしょう。そのくらい大量にいます。とくに8月の旧盆の頃に多く、「精霊トンボ」とか「盆トンボ」とも呼ばれているようです。 しかしこのトンボ、一つ弱点があります。それは、寒さに弱いため日本のほとんどの場所で冬を越すことができないとうことです。ならどうしてるの?と思うでしょう。ウスバキトンボはこの弱点を補うかのように、他のトンボにはない長所があります。それは、長時間飛び続けてられること。卵の期間や幼虫の成長速度が速いということです。だから、暖かい地方で冬越しし、それから各地で産卵を繰り返しながら北上していくのです。そして、ひと夏のうちに北海道まで移動し、冬になると、死に絶えてしまいます。これにはホントに驚きです。そして春になれば、また南方から渡ってきます。しかし、どこからやってくるかはまだ謎に包まれたままです。 このトンボ、九州では、春から見ることができるので、観察してみるのもよいかもしれませんね。

ギンヤンマ

日本にいる代表的なヤンマ。もうヤンマの中のヤンマです。新キャンパスでは、めだか池の辺りでよく見かけられます。未熟な固体は水辺を離れてかなり遠くまで移動することがあり、空き地の上などの上空で餌をとっています。成熟した固体は再び水辺にもどり、♂は池面の一画を占有して縄張りを形成し、パトロール飛翔を行います。縄張りはかなり広く、長さ30〜40m、幅5〜10mに及ぶこともあるそうです。他の♂が進入すると、攻撃!ほとんどの場合元の占有者が勝ちますが、たまに数10m以上も遠くまで2匹がもつれながら飛んでいくこともあるそうです。漁夫の利なんてことにはならないのでしょうか・・?逆に♀が入ると♂はこれを追って直ちに交尾をします。この性質を利用したのがおとりの♀を釣り糸でゆわえて細い竹の先にくくりつけて♂をとる「トンボ釣り」です。ぜひ一度お試しあれ。

シオカラトンボ

水色のトンボがいたら、おそらくこいつでしょう。このトンボも新キャンパスのいたるところで見受けられます。是非探してみてください。

オニヤンマ

日本で一番大きなトンボです。腹長♂68〜76mm、♀79〜86mm、後翅長♂53〜58mm、♀60〜65mmもあり、黒色の地に黄色の縞条があります。まるで阪神タイガーズです。幼虫は平地、丘陵地、山地の小川や湧き水、湿地、たまり水など、色々な環境に生活します。幼虫の期間は長く2〜3年。寒冷地では3〜4年を要するといううわさ。羽化に際しては水域からかなり離れたところ。まで移動することがあり、水平距離で3m、垂直距離で4mにいたるものがあることも観察されているそうです 未熟な成虫は数匹〜10数匹の小群をつくって高飛びし、夏日やぶのそばの路上に同じ場所を往復飛翔する姿が見られます。成熟した♂は流れの上を往復飛翔して縄張りをつくり、パトロールをする。この性質を利用すれば捕まえるのも簡単!?

アオイトトンボ

このトンボは田んぼの辺りで見られます。大きさは2センチくらいでとても小さいです。産卵は他のトンボが水中にするのに対して、♂♀が連接してイグサなどの植物の生きた組織の中にうみつけます。水面上、水面下のいずれの植物組織にも産卵し、♂♀が完全に水中にもぐるいわゆる潜水産卵をすることもあるそうです。トンボが泳ぐところを一度は見たいものです。

ベニイトトンボ

こいつも田んぼで見つけました。3センチくらいの小さいかわいい真っ赤なトンボです。


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