ハンミョウ



ツチハンミョウは有毒成分のカンタリジンを有します。 分泌された毒液が皮膚に触れると水ぶくれをおこします。 毒液にやられたら、水でよく洗うこと。 水ぶくれになると、やけどと同じ治療をして下さい。
カンタリジンの人の致死量は30mg程度です! ハンミョウの毒は時代劇によく出てくる毒薬として有名で、成虫の粉末数匹分の飲用で人は死に至ります。

"ハンミョウ"にまつわる豆知識
ツチハンミョウがカンタリジンという猛毒をもっているということはすでにかきましたが、正確には ツチハンミョウという虫ではなく、ツチハンミョウ科の虫がカンタリジンを有しています。 「ハンミョウ」とだけいうと、山道などで人の歩く数メートル先を飛ぶ、別名「ミチシルベ」という 小さな虫を想像しますが、この虫は「カンタリジン」などというぶっそうな毒は持っていないし、 ツチハンミョウ科の虫でもありません。この虫はショウシ目ハンミョウ科の虫で、ツチハンミョウとは全く違います。 もし「ミチシルベ」をツチハンミョウ科の虫と勘違いした人がいたら安心してください。。。
毒のあるツチハンミョウ科の虫ですが、「マメハンミョウ」「ヒメツチハンミョウ」「キイロゲンセイ」 「キオビゲンセイ」「アオゲンセイ」「オオツチハンミョウ」などが属します。
日本で最もよく知られているのは「マメハンミョウ」という体長2センチ程で、頭は赤く胴体が黒い ホタルのような感じがする虫です。しかし、ホタルより脚と首が長く、背中に白い縦の線が4本あるのが特徴です。
ところで、カンタリジンは虫から採取された薬の成分としては、最も古い物に属するもので、この虫を 乾燥させて作る「カンタリス」は紀元前から用いられているものです。 かの医学の父と呼ばれたヒポクラテスも、これを治療に使っていました。
好き者の多い(?)ヨーロッパでは、カンタリジンに催淫効果がある上に、尿道を刺激して精力を回復できることから 好色家たちがこれを服用したそうです。
しかし、なにしろ致死量30mgの劇薬ですから命を落とすものも沢山いたという記録があります。 この毒30mgの致死量を、虫全体の大きさで表すと、だいたい1.5グラムの大きさの虫一匹に相当します。 キイロゲンセイは、マメハンミョウより小型で、夏の夜の外灯などに飛んでくることもあります。
一方、「カンタリス」には生毛作用があるということから、「マメハンミョウ」の翅と足をすり潰して ご飯粒と混ぜ合わせ、髪の毛の薄くなった部分やハゲた部分に塗りつけると、毛がはえてくることがあるそうです。
しかし、これは100%効果があるとはいえない上に、なんといっても猛毒なので素人は 安易にチャレンジしてはいけません!!

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